フィリップ・ザワティ

グリーンファイナンスとサステナブルファイナンスの先駆者であるフィリップ・ザワティは、2014年にナティクシスグループ内に設立したサステナブル投資専門の資産運用会社ミローバを統括。

様々な金融機関でのキャリアを経て、現在は責任投資の発展に全力を注いでいる。中でも、フランス資産運用理協会（AFG）および欧州ファンド・資産運用協会（EFAMA）の責任投資委員会委員長を務め、国際コーポレートガバナンスネットワーク（ICGN）などの国際機関において、サステナブルファイナンスというテーマの確立に貢献した。2016年には、より環境に配慮し公正な金融のリーダーとしてのパリを推進する「Finance for Tomorrow」イニシアチブ（現Institute of Sustainable Finance）を共同設立し、2019年まで議長を務めた。

また、フランスの政策的議論にも貢献し、経済・金融システムの抜本的変革に取り組んでいる。自然保護を目指すインパクト経済を推進。公的な議論に参画し、エマニュエル・マクロン大統領の環境政策プログラム策定に携わった後、2017年から2018年まで「共和国前進党」パリ支部のリーダー格を務めた。

2018年『Green Finance Begins in Paris』、2023年『Finance Faced with Planetary Boundaries』（哲学者ドミニク・ブールとの対話）などの著書がある。フランスおよび欧州における市場と規制の発展に尽力。